夫婦喧嘩で無視……!解決法を『する側』と『される側』それぞれ解説

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夫婦仲よくいつまでも。

というわけにはいきませんよね。
喧嘩するときくらいあります。

相手を無視してしまったり、
逆に無視されたりなんてこともあるかもしれません。

そんな時は『考えて謝罪』することで解決です!

今回は、
相手に無視されたり、自分が無視してしまったときの解決法!

夫婦喧嘩とはつまり……

夫婦喧嘩に限りませんが、
喧嘩というのは互いの意見のぶつかり合いです。

それぞれが『正しい』と思った主張がかみ合わず、
「なんで分からねぇんだ」という思いが強くなり、
それと同時に言葉も強くなる。

一つ、覚えておいてほしいのが、
喧嘩は生産性が皆無であるということ。

時間と体力の無駄。

そうはいっても、
喧嘩をゼロにするってのは無理ですね。

守矢 竣三郎
守矢 竣三郎

「自分が正しい」って思いがあるからね。

難しいよね。

『無視』が始まったら

夫婦げんかで無視『する側』と『される側』の解決法をそれぞれ解説!

無視『する側』になったら

まず冷静に考えてみましょう。

無視することで誰が得をしますか?
あなたはそれで嬉しいことがあるでしょうか?

まずはよく考えるんです。

『自分も悪い』と認めます。
で、相手に対する『謝罪』。

もしかしたらあなたは「自分は悪くない」と思っているかもしれませんね。

というか、そう思ってるでしょう。
じゃなきゃ無視するわけないもんね。

例えばこんなとき、あなたは悪くない?

例えば、
洗濯物脱ぎっぱなし散らかしっぱなしに対してあなたが怒ったとしましょう。

「ちゃんと洗濯機に入れてって言ってるでしょ!」

はい、怒りの一言。
ついでに、日ごろの鬱憤うっぷんも晴らします。

「いつも言ってるじゃん!」
「ちゃんとやってよ、こっちも忙しいんだから!」

それに対し「うるせぇなぁ、こっちも疲れてんだよ。」

で喧嘩勃発。

さて、悪いのはどちらでしょう?

いつも言ってるのに分かってくれない相手でしょうか?

まぁ、それもある。

けど、あなた自身も悪いところがありますね。

相手を正しく理解できていないから大きな声を上げてしまうのです。

脱ぎっぱなしの洗濯物。
これを見たときに「今日もお疲れ様」と考えるか、
自己中な考えで「は?ちゃんとやれよ」と考えるか。

「これは面倒臭くて脱ぎっぱなしなんじゃない、仕事で疲れて気力も頭も回らないからだ」
と相手のことを分かっていれば、
怒鳴ることはないでしょう。

たしかにあなたも忙しくて疲れて大変です。
でもそれは相手も同じ。

そういう所を支えあっていきましょ!

無視『する側』の解決法

無視する側だって辛いでしょう。
いつまでも険悪な雰囲気でいるのは嫌でしょう。
ならば素直になりましょう!

具体的な解決手順はこんな感じ。

  • 思考 相手のことをよく考える
  • 思考 無視したことで相手も怒ってると理解する
  • 行動 無視したことへの謝罪
  • 行動 相手への理解を示す
  • 行動 それに対する自分の態度について謝罪
  • 行動 素敵な未来の提案

見てわかる通り、
まず考えて(思考)、アプローチ(行動)する。

では順番に。

無視してしまったら、
まずは怒りを抑えて(思考)相手のことをよく考えてみましょう。

「なぜ洗濯物脱ぎっぱなしなのか?」
「なぜ毎日言っても分かってくれないのか?」

相手の立場に立ったつもりで考えるのです。

毎日仕事で疲れて、洗濯機に入れる気力も思考も回らないのかな。
別にいじわるでやってるわけじゃないし。

そうやって相手の立場に立って考えてみるんです。

そして、自分が無視したことで相手も気分が悪くなり、
(思考)それについて相手も怒っていることを理解しましょう。

無視されて気分のいい人なんていません。
あなたが無視すれば、相手も気分が悪くなる。

無視する期間が長くなればなるほど、
相手の怒りもどんどん大きくなっていきます。

この期間が3日も続けば相手だって「無視してごめんなさい」と言われても許してはくれないかも。

これもちゃんと考えること。

なぜ自分は無視してしまったのか?
相手はどんな気分だろうか?
どうしたら自分の話を聞いてくれるだろうか?

熟考したうえで、
謝罪の言葉を見つけていきます。

話しかけるときはまず謝罪から。
最初に(行動)無視したことへの謝罪です。

「ちょっといい?あの、今まで無視してごめんなさい。」

「自分もちょっと大人げなかった。」

「あなたのことを真剣に考えたの。」

「私もちょっと自分勝手だと思った。」

「本当にごめんなさい。」

これでも相手がだんまりキメこんでたら
さらに謝罪の言葉を並べます。

もしくは、
だんまりしていながらも耳だけは傾けてくれてる雰囲気ならば、
次のステップへ移行してもいいかもしれません。

人は、自分が理解されたと感じて初めて相手のことを理解しようとします。
自分なりに考えたことを整理して(行動)相手への理解を示しましょう。

それに対する(行動)自分の態度がいかがなものだったかにについてもごめんなさいしましょうね。

「毎日お仕事で疲れてるのに自己中なこと言ってゴメン」

「疲れて帰ってくるのに、いきなり大きな声出してごめんね」

「あなただって、いじわるでやってるわけじゃないのに、あんな態度取ってごめんなさい」

相手のことをよく考えたことを言葉にして伝えましょう。

話し相手は悪魔じゃありません、人間です。
自分のことをよく理解してくれた人の話には耳を傾けます。

ここで必要なのは、
相手に対する心からの理解と謝罪です。

最後に解決策を提示します。
このまま話が終わってしまうと、
また同じことの繰り返し。

それは防がなければなりません。

お互いにとって(行動)素敵な未来を提案するのです。

例えば、
脱ぎ散らかさずに1ヶ所にまとめておいてくれれば、
あとで私が片づけるよ。

というのはいかがでしょう?

散らかっていたら拾って歩かなければいけませんが、
1ヶ所にまとめておいてくれるのであれば、
それをガショっと掴んで洗濯機に放り込むだけ。

30秒もかかりません。

相手も、
疲れて洗濯機に入れる気力は無くても、
1ヶ所にまとめておくことくらい協力してくれます。

あなたにとっての理想は、
洗濯機に入れてくれることかもしれませんが、
これは自己中です。

ここで考えるのは、
お互いにとって素敵な未来です。

ここまで来ればOK!

あとは、『される側』についても少し知っておいた方が、
今後より良好な関係を保てます。

一応読んでみてください!

無視『される側』になったら

冷静に考えましょう。
なぜ、自分は無視されているのか?
どうしたら許してもらえるのか?

自分の悪かった点を見つめなおしましょう。

相手も無視するのは気力がいるし、
気分も悪いし、
本当はやりたくないはずです。

誰も得しないので、さっさと解決しちゃいましょう。

こんなとき、相手は何考えてる?

分かりやすくするために、
無視される側で使った例を持ち出しますね。

詳しくは『される側』を読んでください。

手間だけど、
『無視する側』の考えを知っておくのも大事です。

さて、
仕事で疲れたあなたは、
ついつい服を脱ぎ散らかしてしまいます。

それに対して、
毎日「洗濯機に入れてって言ってるじゃん!」と
大声を出されたらイラッときますよね。

「こっちは疲れてるんだ!」と。

「なんでそれを分かってくれないんだ」と。

帰ったら服を脱ぎ捨てソファにドカッと腰掛ける。
これがルーティーン。

ほぼ無意識で取ってしまう行動なので、
やめろと言われても難しい。

つい喧嘩になってしまいますが、
相手の言い分も少しは聞いてみませんか?

無視『される側』の解決法

基本の解決法は『する側』と同じなので、
いくらか省略して書きます。

事前に上を読んでおいてください。

  • 思考 相手のことをよく考える
  • 行動 まず謝罪する
  • 行動 相手への理解を示す
  • 行動 それに対する自分の態度を謝罪する
  • 行動 素敵な未来の提案

よく考えてから(思考)、アプローチ(行動)する。

それではいきましょう!

まず、
なぜ相手が無視するほど怒っているのか(思考)よく考えてみましょう。

服を脱ぎ散らかしたから?

毎日言われてるのに、改善しないから?

「こっちも疲れてるんだ!」と反発したから?

思いついたことを挙げていきましょう。
そのすべてが無視されてる理由です。

相手がなぜ怒ってるのか?
何に怒ってるのか?
最初にそれを理解しないと話は進みません。

それができたら(行動)まず謝罪。

「昨日は本当にごめんなさい。」

「あなたのことをよく考えずにあんなこと言ってごめんなさい。」

謝っても無視は続くかもしれませんが、
相手は悪魔でなく人間です。

一言も言葉を発しなくても、
耳だけは傾けてくれているようなら次のステップへ。

話も聞いてくれない雰囲気なら、
「あなたのことを今日1日真剣に考えたんだ。」
「昨日のことは本当に悪かったと思ってる。」
「だから、どうか聞いてほしい。」
「いつまでも無視されるのは本当に辛いから。」

と、
相手のことを真剣に考え、
理解したことを伝えましょう。

さて、謝罪が終わったら、(行動)相手への理解を示し、
(行動)それに対する自分の態度をまた謝罪しましょう。

「あなただって忙しいのに、脱ぎ散らかしてたら拾い集める手間が増えるよね、ごめんね。」

「毎日言われてるのに、改善できなくてごめん。」

「自分だけが疲れてるわけじゃないのに、あなたも疲れてるのに悪かった。」

100%理解するのは不可能でも、
相手が何を考えているか予測するくらいできます。

相手の立場に立ってよく考え、
理解を示しましょう。

一つ注意点。

ここで下手に断定してはいけません。

「あなたはこう考えてるんでしょ。」
と言い切ってしまうと、
実は全然違うこと考えてて、さらに悪化することがあります。

そうでなくとも、
人は決めつけられることを嫌います。

相手も「は?何言ってんの?」
「全然わかってくれてないじゃん!」という気分になる。

なので下手な断定はせず、
「自分ならこういう気分になる」という話し方をします。

おそらく相手はこう考えているであろうとが予測できたら、
自分ベースで相手に伝えます。

「あのとき、こんなこと言っちゃったけど、それでイラッと来たでしょ?」

ではなく、

「あのとき、こんなこと言っちゃったけど、もし自分が言われたらすごく腹が立つ。本当にごめん。」

という具合に。

相手の怒りも落ち着いてきて、
冷静に話ができる状態になったら、
(行動)素敵な未来を提案していきましょう。

あなたも忙しいよね。

ごめん、もう脱ぎ散らかさない。

でも、自分も仕事で疲れてて、
帰ったらすぐソファでゆっくりしたいんだ。

散らかさずに1ヶ所にまとめておくから許して。
あなたもそうだと思うけど本当に毎日疲れてるんだ。

もちろん、できるときは自分で洗濯機に入れるから。

「自分が我慢すればいい」
という考えはよくありません。

我慢はいつか爆発するので。

それよりは、
相手のことも考えつつ自分の意見も織り交ぜた解決策を提示します。

お互いにとって素敵な未来を一緒に考えていきましょう。

ここまで来ればOK!

あとは無視『する側』についても少し知っておいた方が
今後より良好な関係を保てるので、
まだ読んでいなければ一応『する側』についても読んでみてください!

『する側』も『される側』も解決法は同じ

無視『する側』も『される側』も
解決法のベースは同じです。

よく考えて相手のことを深く理解し、
謝罪から始まりお互いにとって素敵な未来を一緒に考える。

これでも、
何かあるたびに喧嘩はしちゃうと思う。

そんなときは、
無視されたかどうかにかかわらず、
今日伝えた方法を実践してみてください。

きっと、夫婦仲はどんどん良くなっていくはずです。

絶対にやってはいけないこと

やるべきことが分かったら、
今度は絶対にやってはいけないことにも目を向けましょう。

これをやってしまうと、
せっかくあなたが考えたことも全部パーです。

まず会話の中で反発してはいけません。

反発すると相手は、
「なんだよ、全然わかってくれてないじゃん」という気持ちになります。

イライラしてもいけません。
感情は表に出てきます。

話し合いの中であなたがイライラすると、
相手もそれを察知してイライラします。
こんなんで話がまとまるわけがありません。

声を荒らげるなんてもっての他!
新しい争いの火種が生まれます。

そして、
解決法でも書いてある通り、
まずはひたすら思考してください。

よく思考せずに行動に移すというのは、
結局のところ相手を深く理解していないということ。

相手を理解することで、
はじめて自分も理解されるのです。

他にも挙げればいくらでも思いつきますが、
簡単にまとめます。

よく考えずに行動することと、
負の感情を生みだすこと。

この2つは絶対にやってはいけません。

よい夫婦関係を!

夫婦喧嘩は避けて通れません。

意見の食い違いというのは必ずあるんです。

その時の対処法で、
良い夫婦関係を築けるかどうかが分かれます。

相手の立場に立って、
相手をよく理解する。

これが夫婦関係を良好に保つために必要な、
最低限の考え方ですね!

末永く、お幸せに。

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