親孝行したいなら受けた恩を省みて恥ずかしがらず!喜んでくれるさ!

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『親孝行 したい時には 親は無し』
有名なことわざですね。

さて、親孝行をしたいならまずは受けた恩を省みること。

そして、多少の恥ずかしさがあっても実行に移すこと!

親孝行したいと思っても、
なかなか小恥ずかしくてできないですよね。

守矢 竣三郎
守矢 竣三郎

ことわざ通りの後悔はしたくないっ!

生まれる前からの恩を省みる

親は自分が生まれる前から恩を与えてくれてます。

このことをよく表した10個の『恩の形』が、
仏教では伝えられています。

仏教に伝わる10個の恩

1つずつ、簡単に解説していきます。

懐胎守護の恩

懐胎守護かいたいしゅごの恩』とは、
お腹にいた時から見守ってくれた恩。

妊娠するとお酒やたばこを控えたり、
食生活や生活習慣を改めたり、
顔も見たことないあなたのことを心配してくれてます。

父親もこれまで以上に仕事に精を出したり、
元気な子が生まれてくるよう願ったりします。

守矢 竣三郎
守矢 竣三郎

生まれる前から心配かけてたね。

臨生受苦の恩

臨生受苦りんしょうじゅくの恩』とは、
生まれるときに大きな苦痛に耐えてくれた恩。

陣痛や出産の痛みは、
残念ながら母親しか分かりません。

鼻からスイカを出すような痛みとか、
おぞましい表現もあるけど真偽のほどは……

なんにせよ、生まれるときには痛みが伴います。
父親だって不安で心が締め付けられそうになりながらも、
待ってくれていたんです。

生子忘憂の恩

生子忘憂しょうしぼうゆうの恩』とは、
これまで受けた苦しみをチャラにしてくれる恩。

子を授かり、生まれてくるまでの間は、
父母に大きな苦痛や心配、不安を与えます。

それなのに自分が生まれてきたとたん、
そのすべてをチャラにするかのように喜んでくれるのです。

乳哺養育の恩

乳哺養育にゅうほよういくの恩』とは、
育ててくれた恩です。

お腹を空かせては泣き出す赤ちゃんに、
母乳やミルクを与えてくれる恩。

昼夜問わず2~3時間ごとに泣き出す赤ちゃん。

目覚まし時計だと嫌々起きるのに、
泣き声を聞けば飛び起きる。

守矢 竣三郎
守矢 竣三郎

大切な我が子だからこそですね。

廻乾就湿の恩

廻乾就湿えかんしゅうしつの恩』とは、
おねしょした子供を乾いたところに寝かせ、
自分は濡れたところで寝てくれた恩。

つまり、
風邪ひかないように世話をしてくれた恩です。

これは寝てる時だけの話ではありません。
「子どもを安全で暖かい場所へ」という親心。

洗灌不浄の恩

洗潅不浄せんかんふじょうの恩』とは、
おむつ替えです。

あなたは見ず知らずの子どものオムツを
平気で変えてあげることができるでしょうか?

親だからこそ汚いと思わず、
汚れたところをキレイにしてくれるのです。

嚥苦吐甘の恩

嚥苦吐甘えんくとかんの恩』とは、
美味しいものを与えてくれた恩。

魚があれば、
子どもにはおいしい身の部分を与え、
自分はまずい骨と頭を食らう。

たとえ自分の好物でも、
子どもに分け与えてくれる。

職場や外出先などでもらったお菓子も、
子どものために持って帰る。

これまでおいしいものをたくさん与えてくれた恩です。

為造悪業の恩

為造悪業いぞうあくごうの恩』とは、
子どものためなら自分が攻められようとも我が子のために悪に手を染めること。

嘘をついてしまう、
他人を傷つけてしまう、
罪を犯してしまう……

いくら子供のためとはいえ、
悪いことをすれば償うのは自分自身。

子供のためとなると、
道を誤ってでも守り通してくれる恩。

遠行憶念の恩

遠行憶念おんぎょうおくねんの恩』とは、
遠く離れていても心配してくれる恩。

元気でやってるか?
次はいつ帰ってくる?
ちゃんと食べているか?

どんなに離れていようとも、
常に心配してくれています。

究竟憐愍の恩

究竟憐愍くきょうれんみんの恩』とは、
いくつになっても想ってくれている恩。

命ある限り子を想ってくれ、
自身が死んだ後の事すら心配してくれます。

いくつになっても子供は子供、親は親。
これが覆ることはありません。

過去から未来まで恩がある

親は自分が生まれる前から、
今日この瞬間まで心配して想ってくれてました。

そして、
これから先の未来も変わらずそうしてくれるでしょう。

この恩というのは絶大で、
感謝してもしきれませんね。

親孝行したいけど恥ずかしい

親孝行というのは小恥ずかしさがあるものです。

それゆえ、なかなか実行に移せない。

守矢 竣三郎
守矢 竣三郎

もどかしいような、

そんな感じ。

たぶん、そうこうしているうちに
『親孝行 したい時には 親は無し』
がわが身のことになるんでしょうか。

頭では分かっていても、
どこかで理由をつけて避けてしまいがちですね。

まっすぐ見つめる時間を取ってみるのもいいかもしれません。

親孝行の方法

どうすれば親孝行になるのか?
孫の顔を見せればいい?
何か買ってあげればいい?

形はいろいろあります。

ただ、一番は気持ちですかね。

親が元気な時にはおみやげ携えて、
「今とっても幸せだよ」と言ってあげるのが良いと思う。

これまでの感謝を言葉にし、
一緒に出掛けたり、
楽しい時間を一緒に過ごすことが、
親孝行につながるんだと思う。

親が病気になったり元気がない時は、
側にいてあげればそれで充分だと思う。

自分がこれまでされてきたように、
元気になるまでそばで見守ってあげてください。

あなたの幸せが、
そのまま親の幸せに。

親孝行は恥ずかしいこともあるけれど、
『したい』と思ったときにすぐ動けばいいと思うよ。

絶対、喜んでくれるから!

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